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メダカのさんぽ

メダカとカメの飼育、ワゴンRとWISHで車中泊、日々のウォーキングで楽しい毎日。

弦の素材とその性質

皆さんは、弦はどうやって選んでますか?
「んーっ、安いから龍○!、弦音が良いから”ひび○”!」
意外と深く考えずに、テキトーに選んでいませんか?
弦の選び方によっては、矢飛びや的中に差が出てきます。
このカテゴリでは、弦選びについて考えてみましょう。

弦の素材


かつて和弓の弦は、麻の繊維に松ヤニをしみこませたものが主流でした。
現在も竹弓を使用される上級者の方々は使っておられます。
麻弦は、しなやかですが切れやすいと言われます。
切れることで竹弓を守っているとのことです。
一方、中・高校生が使うレベルの弦は、ほとんどが合成繊維でできています。
現在、だいさんが調べた範囲では、弦の素材には2種類の合成繊維が使われています。
それはポリエステルとアラミドです。
ポリエステルは、衣類などに使用されており、よく知られた素材です。
安価でしなやかですが、やや伸びやすい性質があります。
商品名としてはダクロン、テトロンという素材です。
アラミド繊維はナイロンの仲間で、商品名としてはケブラー、テクノーラなどと呼ばれます。
ポリエステルよりも強度があり、切れにくい性質です。
現在の合成弦のほとんどは、このアラミド系の繊維です。
同じアラミド繊維の中でも、強度に違いがあるようで、この違いが値段の違いにつながっています。
もう一つ、高分子量ポリエチレンという素材があるのですが、
こちらは主にアーチェリーでつかわれているものです。
アラミドと比べても強度もあり、素材として勝っているのですが、
現在は和弓用弦としては販売されていないようです。

余談ですが、アラミド繊維は、防弾チョッキなどにも使用されています。
そのため、市販のヤワなはさみでは、すぐにはさみが切れなくなります。
切れた合成弦は、燃えないゴミとして捨ててくださいね。

  1. 2005/10/31(月) 00:09:19|
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